美しい森と海に育てられた唐桑の牡蠣

三陸のきれいな海で育った宮城県唐桑産のかきは、大粒でふっくらとしていて、甘味がありきれいな乳白色をしていて生食用として市場においても最高級品として高い評価を得ています。豊かな自然にはぐくまれた、3年間じっくりと育てられた唐桑産牡蠣のうち、特別な育成方法でそだてた「もまれ牡蠣」をお届けします。

三陸リアスの波に激しく"もまれ"て育った「もまれ牡蠣」

三陸の漁師さんたちは、20年以上前から植林運動を始めました。
この「森が海を育てる」植林運動は今や全国各地に広がっています。

植樹される広葉樹は、冬に落葉し、微生物に分解され腐葉土になります。
そして雨水が豊かな大地から浸透し牡蠣の好物である植物プランクトンが豊富な川へ流れ込み、やがて海に注ぎ込まれていきます。

唐桑産の牡蠣は、市場においても最高級品として高い評価を得ています。
旨みが凝縮されたしっかりした味、そして貝自体をふっくらした牡蠣殻になるよう育てることで、むき身の形もきれい！そして身がしっかり！

唐桑の牡蠣は、成長を妨げる牡蠣以外の海草やムール貝などをとりのぞくため、定期的な温湯処理などを行い、一粒づつ育てています。

左は温湯処理前の写真です。
海草などが周りに付着していて牡蠣の栄養を横取りしてしまいます。この状態の牡蠣をロープごと60度のお湯にくぐらせると周囲の生き物ははがれ落ちます。

牡蠣は殻をぎゅっと閉じることでかえって強くなります。

上は、耳つりの写真です。

一般的な牡蠣の養殖では、収穫までホタテの殻などについた「株」のまま育てるのですが、びっしりと密集している株では、奥の牡蠣はプランクトンを食べられず旨みの少ない小さい牡蠣になってしまいます。

そこで、唐桑では、＜耳つり＞といって２年たった株を一度ばらばらにして、一粒づつドリルで穴を開けテグス糸を通してゆったりと餌が食べられる状態にしてあげて育てています。

そして、ある程度育った牡蠣を　今度は網カゴに入れて育てます。

季節ごとに潮の流れがもっともよい場所に数回移動させて「潮にもまれ」て育ちます。
こうした愛情と手をかけて育ているのが唐桑の「もまれ牡蠣」です。

震災前は、畠山政則さんが手がけていましたが、震災後はこの「もまれ牡蠣」を地域ブランドとして取組まれています。

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