【牡蠣の安全】牡蠣の浄化ってなんですか?薬剤で殺菌しているのですか?

【牡蠣の安全】牡蠣の浄化ってなんですか?薬剤で殺菌しているのですか?

牡蠣の浄化とは

牡蠣は、一日に海水を200ℓ(約お風呂の浴槽分ぐらい)を体内に取り込んで濾過しています。その際、内臓に海水に含まれる菌や不純物を取り込んでしまいます。

浄化というのは、紫外線、オゾン、薬剤などで滅菌した海水を循環させている水槽で蓄養し、雑菌や不純物などを排出させることです。

紫外線、オゾンによる浄化の場合には、殺菌灯を海水に1分間照らして海水を無菌状態にしてから、その海水を水槽へパイプで送り込み、シャワー状に牡蠣に降り注ぐようにします。
この中で牡蠣を飼育すると、約8~12時間で細菌や内臓の汚れをすべて吐き出します。
汚水は水槽の底から流れ出るようにして、再び牡蠣が汚水を取り込まないように工夫してあります。

海水の殺菌には、塩素などの薬剤で殺菌する方法と、紫外線やオゾンを照射するなどの方法があります。

当店の生食として出荷をしている取引生産者(岩牡蠣を除く)は、すべて紫外線・オゾンによる殺菌海水で浄化を行っております。

薬液を使用するのは

陸揚げ時の洗浄、出荷時の洗浄用に、塩素、次亜塩素系殺菌水を使用している産地もあります。

牡蠣は、海中にいるときに自分で泥をかぶってつぶ貝などの外敵から身を守ろうとします。
陸揚時にサイズを選別しながら、水道水と同じ%の塩素を入れた殺菌水で表面の泥や汚れを落とします。

出荷時に再度、塩素流海水(水道水と同じ%)で表面の洗浄をしています。
牡蠣の表面についている雑菌によって、配送中にヌメり等が出る事を防ぐ目的があります。