【牡蠣の安全】牡蠣でアタルのが心配・・・

【牡蠣の安全】牡蠣でアタルのが心配・・・

牡蠣で消化不良(下痢・嘔吐)症状を起こす原因

  1. 「ノロウイルスや食中毒菌などによるもの」
  2. 「アレルギーによるもの」
  3. 「鮮度が悪いために起こる食あたり」
  4. 「貝毒によるもの」           に大きくわかれます。

過去に消化不良を起こしその原因がはっきりしていない方は、アレルギーの可能性がありますので食べるのは控えたほうがよいでしょう。

鮮度が悪くなってしまったものは、もったいなく思われると思いますがやはり食べるのは避けましょう。

ノロウイルスや食中毒菌によるもの、貝毒によるものは、新鮮な牡蠣でも発症します。
牡蠣の取れる海域では、定期的に海水中に含まれるノロウイルス、食中毒菌などの検査や牡蠣の検体検査をおこなっており、基準値を超える場合には直ちに生食用牡蠣の出荷が止められる体制になっています。

例えば、広島県では生食できる牡蠣の養殖海域基準として
・養殖海域の大腸菌は海水100ml中70個以下
・大腸菌は牡蠣の身100gにつき230個以下
・一般細菌は牡蠣の身1gにつき5万個以下
・腸炎ビブリオ菌は牡蠣の身100gにつき100個以下 といった規制基準を設けています。 

水揚げ後にさらに「浄化」を行ってから生食用として出荷することが義務付けられています。

しかし、残念な事に、まったく菌やウィルスを「0」にすることは現代の技術では不可能です。

生食用の基準値をクリアしていても、召し上がる方の体調などによっては、急性胃腸炎を起こされることもございます。

ご心配な場合には、充分加熱して(中心温度85度、1分)お召し上がるほうがよいでしょう。